コロンビアはラテンアメリカで第4位の経済大国で、人口はラテンアメリカで2番目に多い国である。優位な地理的位置と政府の積極的な改革は、同国に良好な発展ビジョンをもたらした。 近年、コロンビアのマクロ経済・政治情勢は安定しており、各経済指標はラテンアメリカをリードしている。ラテンアメリカ全体の対外直接投資の流入が減少する中、コロンビアの対外直接投資フローは着実に増加している。政府は、鉱業、建築業、農業、インフラ、産業イノベーションを経済成長と雇用の5つのエンジンとし、ビジネス環境を積極的に改善し、外国人投資家によるコロンビアへの投資を促進する新しい経済政策を導入した。
世界銀行が2015年に発表した「ビジネス環境報告書」によると、コロンビアは投資者への良好な保護を行っていると報告している。リスク格付け会社ムーディーズは、経済成長のダイナミズムとインフラプロジェクトの実施及び健全な財務管理に基づいて、コロンビアを積極的なbaa2として評価した。その他スタンダードアンドプアーズ、フィッチ・レーティングス等のグループは、コロンビアを長期でbbbという評価を与えている。
コロンビアはラテンアメリカで5番目に大きなバイオ医薬品市場であり、コロンビアは人口全体に医療保険を提供することを目標としている、その医療保健制度はラテンアメリカで第1位、世界第2位であり、そのうち20の医療保健制度はラテンアメリカでトップ49にランクインしている。ラテンアメリカで4番目に大きな健康支出国である。
広州国際友好協力交流都市ボゴタ
ボゴタはコロンビアの首都であり、クンディナマカ州の省都である。コロンビアの重要な交通ハブで、政治、経済、文化、工業の中心地である。多くの大学、病院、博物館、名所等が集中しており、年間平均気温は14°cで、生活や仕事に適している。 2016年、広州とボゴタは友好協力交流都市関係を確立した。
投資環境
ボゴタには6つの自由貿易地域があり、多くの投資優遇政策がある。ボゴタで投資するプロジェクトは、20%の税制優遇措置、輸入設備の免税、原材料の購入に対する付加価値税の免除など、税制優遇政策を受けられ、輸出入貿易に関しても国家政策支援を受けることができる。
医療環境
ボゴタはコロンビアのバイオ医薬品産業の中心地になることを目指している。地元の人々は生物医学の発展と健康に関心が高い。医療・衛生サービス、バイオ研究開発医薬品生産環境基盤、バイオ医薬品市場を有している。ラテンアメリカの44のトップ病院のうち、21の病院がコロンビアに位置し、そのうち7つがボゴタにあり、16%を占める。コロンビアの21%の医療サービスの源はボゴタにあり、67%の製薬企業と50%の医療器械企業がボゴタに根差している。 2009年から2014年の間に、コロンビアの医療観光は39%増加し、約50%の観光客がボゴタを目的地として選んだ。